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[参加レポート] ウィズコロナ・アフターコロナの事業構想100のアイデア

本記事は2020年4月29日に行われたカンファレンス ウィズコロナ・アフターコロナの事業構想100のアイデア の参加レポートです。

Youは何しにカンファレンスへ?

今回は全部で60名の方がカンファレンスに参加されたそうですが、その動機は当然60通り、一人ひとり様々な思いを持たれていたと思います。

  • 自分でビジネスを始めるための種を見つけたい
  • MBA的観点で今の状況を分析し、他の人と共有したい
  • コロナ禍における今後の自分たちのビジネスについて、考えるヒントを得たい

などなど、でしょうか。

私の場合は、自分でビジネスを始めたいという思いもありつつ、それだけではなく、「withコロナ」や「afterコロナ」といった最近よく聞かれるワードの潮流に、疑問を覚えているということもありました。

コロナウィルスの流行により、様々なこと(問題や課題だけに限らず…)の本質が浮き彫りになったことは明白ですが、遍く事態をコロナウィルスに紐づけて語ってしまうと、逆に本質を見失うリスクもあると危機感を抱かれている方も、おそらくいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなこともあり、普段からコミュニケーションを取れる身近な人(=背景とする情報が類似しやすく、意見も近くなりやすい人)以外の方々が、現状をどのように捉えているのかについて大きな興味があったというのも、私がカンファレンスに参加した要因の一つでした。

パネルディスカッション

私は、コロナウィルスで表面化した論点の一つに、「受診行動」があると思っていました。そのため、パネルディスカッションでこの内容に触れられており、意見を聞くことができたのは、大変有意義でした。

たとえば、「受診行動」については、コロナウィルスの影響により、不要不急の受診が控えられ、適正な受診が図らずも促されており、日本の皆保険制度のあるべき姿に近づけるような、良い影響をもたらしてくれたものとして捉えていました。

しかし、ディスカッションの中では、お子さんを病院に連れていけないことに対する不安が語られおり、情報の非対称性(もちろん、これだけが要因ではないと思います)による考え方の乖離を実感しました。

また、そこで改めて、医療費の増大として問題視されがちな高齢者の方々の普段の受診行動について、「今は何ともないけど何かあったら怖いから…」という不安が根底にあるものと解釈してみると、「受診行動」の本質は「不安の解消」にあると考えることもできることに気づきます。

そして、それならば、「不安の解消」のための「受診行動」は、皆保険制度から切り離すべきという議論もできるはずですし、そのために必要な民間側の役割を検討すれば、新たなビジネスにつながるかも…という気づきを得ることができました。

チームディスカッション

チームディスカッションでは、私が日々の業務で関わっているヘルスケア領域を専門にしているメンバーが半数を占めていたのですが、完全には一致せずとも前提知識に共通点が多い人間同士だと、同じような現状分析をするということが分かった一方で、別の分野を専門にしているメンバーからは、全く異なる視座からの課題認識が明らかにされ、多様性があることの面白さを改めて実感しました。

最後に

コロナウィルスが明らかにしてくれたこととして、

  1. 人が物理的に動くことが必須となり、かつ最低限の社会活動を支えるために欠かせない仕事
  2. 人が物理的に動くことは必須ではないが、最低限の社会活動を支えるために欠かせない仕事
  3. 人が物理的に動く必要もなければ、最低限の社会生活を支えるために必須でもない仕事

の大別、そして 1. の仕事の重要性と社会的評価の乖離があったと思っています。この乖離は、行政側が対応すべき問題なのかもしれませんが、ビジネスとしても何かできることはないのか、考えてみても面白いのではないかと思っています。